40歳・つまらない人生をリセットしてこれから楽しく生きていく方法

こんにちは。あっという間にクリスマスが過ぎ去り、今年も残すところあと2日!

2020年という年は誰にとってもいろんな意味で特別な年になったのではないでしょうか。未だ猛威を振るうコロナにより世界中が激変し、当たり前が当たり前ではなくなり、多くの人の働き方、ライフスタイル、生き方そのものに大きな変化があったと思います。

2020年は私にとって2つの節目となるイベントがありました。一つはニューヨークに引っ越して来て迎えた1年目のアニバーサリー。もう一つは40歳の誕生日を迎えたことです。

人生23回目の引越しを経て去年ニューヨークに来たわけですが、数ヶ月後にニューヨークがまさかのコロナのエピセンターとなり、ロックダウンを経験したり制限のある生活が続きました。これによりニューヨークでの生活は渡米前想像していたものとはかなり違ったものとなり、将来に対する不安が募ったり落ち込むことも多々ありました。

でもこういう状況になってしまったからこそ、とことん自分と向き合うきっかけとなり、ビフォーコロナでは恐らく得られなかった気づきや学びが多くあったのも事実です。

忙しい毎日を過ごしていると少し立ち止まって内省するということがなかなか難しいと思います。ですが2020年というこの年に、私は立ち止まるどころかしっかりと腰を据えて(笑)自分という人間について考え悩みまくる時期が数ヶ月ありました。

この期間、正直色んな葛藤がありかなり苦しかったのですが、トンネルを抜けた先には吹っ切れた感がありました。そして今、今まで生きてきた中で一番心地よくいられることができています。

40目前にこんなに自分の人生について悩むなんて、今思えば「ミッドライフクライシス」だったのかもしれないです(笑)

いずれにせよ、なぜ20代でも30代でもなく、今が一番自分らしく楽しく生きることができているのか、私自身の経験と、心地よくいるために普段心がけていることをこの記事でシェアしていこうと思います。

目次

40になってから高めた自己肯定感 – 大人になってからでも遅くない

最近すっかりおなじみになった「自己肯定感」「非認知力」という言葉。以前、子供の自己肯定感を高める方法について私がニューヨークで子育てをしていて気づいたことをまとめた記事を書きました。

この自己肯定感を高めることで、失敗を恐れずやり抜く力やチャレンジ精神、何があっても自分は大丈夫、何とかなるという自信が身に付く言われています。

でも大人になってからはどうでしょう。

親から受け継いだ、もしくは社会の常識や今までの経験の中から生まれた「こうするべき」という固定概念に縛られていたり、他人と比較し周りの価値観を軸に自分らしく生きられていないこともあるかもしれません。まさに私自身がそうでした。

今までの何十年に渡り染み付いた「価値観」をすぐに変えることはもちろん簡単ではないですが、大人になってからでも自己肯定感を身につけ高めていくことは十分可能だと思います。

結論から言うと、私は自分という人間を受け入れ自己肯定感を高められたことで、とても生きやすくなりました。今後の具体的な方向性は定まっていなくても、不思議と今まで抱えていた将来に対する不安がなくなり、逆に今できること、やりたいことを尻込みすることなく前向きにチャレンジすることができるようになりました。

将来に対する不安 – モヤモヤだらけだった私の過去の話

そもそも40歳という節目のこの年に、なぜここまで人生に悩むことになったのか、少し私の話をさせてください。

今までの人生、世間的に見たらそれなりに成功していて、英語が喋れることやキャリアの履歴など、人からすごいねと言われることもありました。でも、以前プロフィールで少し触れた通り、実際は順風満帆どころか山より谷ばかりで、常にモヤモヤ感を抱えて生きていました。

今回自分自身と頭を突き合わせて分析した結果、その原因は自分で自分の人生の舵を取ることができていなかったからだと分かりました。外的な評価に囚われ過ぎて自分軸を見失っていたので、本当に自分のやりたいことが見えなくなっていました。

私は中学卒業と共にイギリスに留学をしたのですが、どうしても留学をしたいという明確な理由があったわけでは決してなく、母親が私の将来に対し持つビジョンによるものが大きかったように思います。ちょうど同じタイミングで友人がアメリカへ留学することも知り、母の後押し&友人の影響で、なんとなく、勢いで留学することになったのが正直なところです。

イギリス留学当初は全く英語が喋れなかったので、周りに馬鹿にされたり悔しい思いを沢山したし、授業にもついて行けず常にサバイバルだったので、正直あまり良い思い出ではありません。大学卒業後一旦帰国した日本では就職活動に失敗しニートになり、その後就職した会計事務所や銀行では、自分が逆立ちしても到底太刀打ちできない頭のキレる人が周りに沢山いて、かなり打ちのめされました^^;

一つ言えるのはどんな状況であれとにかく頑張った。言い換えれば、語学にしてもスキルにしても劣っていることばかりだったので、まるで新卒の新入社員が初々しく「とにかく頑張ります!」と言う(今時は言わないか)ように、とりあえず頑張ることくらいしかできなかったのが事実(笑)

そして頑張ったおかげで結果は出たし「ちゃんとした」仕事にも就くことができました。

でも。。

モヤモヤが消えなかったのは、自らの意思で決めた留学ではなかったので全て自分の功績とは言えないような負い目を感じていたから。その後はもちろん自分で道を切り開いてきたわけですが、常に親をがっかりさせたくない、留学経験を無駄にしてはいけないとどこかで思っていたので、有名企業に勤めていること(以前就職活動でことごとく撃沈してるのでなおさら w)、死ぬほど勉強してイギリスで税理士資格を取ったことなど、あなたはすごい、よく頑張ったねと言われることで満足していました。

恐らく多くの人から見たら留学させてもらって物凄く恵まれた環境にいるので、こんなこと言ったら怒られるかもしれませんが、突き詰めたらどれも本当にやりたいことではなかったんです。なので満足していた反面、どんなに褒められてもいつもなんだか分からないけどモヤモヤしていました。

今までは世間的に良いとされている選択肢を選び、働き方がどんなにブラックでも、ネームバリューのある企業で働いていることがすごいんだと思っていました。そしていざ仕事を辞め専業主婦になった時、今まで自分の価値を見出していたセーフティーネットがなくなり、今後どういう方向に人生が展開していくのか全く読めない状況になり、得体の知れない不安感が出てきました。

そしてコロナにより今までの当たり前が当たり前でなくなった2020年。以前の考え方や生き方を根本的に見直すきっかけとなり、40を境にこの不安な気持ちと向き合ってみることにしました。

自己肯定感を上げることに繋がった2つのマインドセット

私の場合、最初から自己肯定感を高めようとし行動していたわけではなく、自分と向き合う過程で内省と小さな行動を繰り返し、試行錯誤する中で気づいたら自己肯定感を上げることに繋がっていました。

1.ありのままの自分を受け入れる

ロックダウン中にしていたことは、今後達成したいことやなりたい像を具体的にリストアップしてみたり、ネガティブな感情が出てきたらストレートにノートにぶつけたりと、「書く」という作業を通して自分と向き合うことをしていました。

頭で考えたり、感じていることに「書く」というステップを加えアウトプットすることで、冷静かつ客観的に自分のことが見れるようになります。

例えば、今でもなぜかひっかかっている過去の出来事やその時の感情を書き出してみたことで、前述の私がずっと感じていた形のない不安感の因果関係が明らかになり整理がつきました。

この内面の棚卸しプロセスをしたことで、過去を精算し将来へのビジョンが描きやすくなりました。そして自分のこともクリアに見れるようになったので、いいところもダメなところも全部ひっくるめこれが私ととりあえずは受け入れることができました。

正直、自分自身を分析して本当の意味で深く知るプロセスって苦しいんですよね。そしてありのままの自分を認めて受け入れるのは更にしんどい作業です。誰にだってダークな部分、あえて目を背けたいような過去、色々ありますよね。私もその過程で、葛藤や自己嫌悪感、嫉妬など、まあドロドロしたものがたくさんありました(苦笑)

自分のことを無理に好きになる必要はない

自己肯定感を高めるためにはありのままの自分を好きになることが大切とよく聞きますが、人って複雑でいろんな面を持っているので簡単に自分が好きですってなかなか言えないと思うんです。誰にだって長所・短所があり、自分では認めたくないような性格を持っています。

日によって気分にアップダウンがあるので、常にポジティブにいることだって難しいし、自分を好きだと思える時もあれば、めちゃくちゃ自己嫌悪になる時だってあります。

自分のことを無理に好きになろうとプレッシャーをかけると逆にそう思えない自分はダメなんだと思ってしまうことさえあるかもしれません。でも自己分析をして、自分にはこういう特徴があって、今こんな感情を抱えている、という風に客観的に見る=受け入れることはできます。

例えば、私はネガティブな感情が生まれた時、そこに蓋をするのではなく一歩下がって観察するように心がけていました。書くこともその作業の一部で、ニュートラルに自分を見ることができます。瞑想もたまにやっていました。そうすることで感情に流されて今までわーーーっとなっていたのが、いろんな感情含め「ありのまま」の姿を受け入れやすくなった気がします。

そして何をしても嫌な気分がなくならない時は無理にポジティブになろうとせず、とことん落ちこんだり、時間の許す限り自分の好きなことをやって気分転換をしていました(例えばカフェ巡り^^)。

2.固定概念をリセットすると自分軸が見えてくる

誰もが「こうするべき」「これが普通」という固定概念を持っていると思います。日本にいるとどうしても集団心理が働くので、人と違うことをしたり個性を出すことに躊躇したり、世の中の「当たり前」という常識に縛られて苦しくなることも多いですよね。

でもこの固定概念は生まれ育った環境やカルチャー、自分自身が作り上げた「思考の癖」でしかありません。日本で「普通」なことも、海外に行けば「普通」ではなく驚かされることもたくさんあります。そしてその逆も然り。私自身、イギリスに留学した時、香港に行った時、そして帰国後大人になって初めて住んだ日本で、カルチャーショックと逆カルチャーショック両方を経験しました。

でもこの固定概念をリセットしていくと、「自分軸」をベースに行動できるようになります。

一見ネガティブに見えることも見る人違えばポジティブに捉えられることもあるし、見方一つで全く違った解釈が生まれます。自分のダメなところも、人から見たら羨ましいと思われることもあるかもしれないし、なぜか「こうするべき」と自分に課していたことの見方を変えてみると、意外とやらなくても大丈夫だったりする。

自分の長所・短所も突き詰めたら良い悪いもなく、そう考えてみると他人 vs 自分という観点から、自分 vs 自分という見方にマインドがシフトしていきました。周りの反応を伺ったり、誰かの価値観をものさしにするのではなく、今自分がどうしたいのか、何を感じているのかに注目してみると、ありのままの自分を受け入れることもそんなに難しいことではなくなるかもしれません。

ある意味私はこの思考癖をリセットすることは一種のエクササイズだと思っています。長年のデスクワークで凝り固まった筋肉をほぐすには一回や二回マッサージに行っただけではよくならないと同じで、常に意識して打破していく必要があります。もちろんこれを実践するのはめちゃくちゃ難しいのですが。。

私自身、世間の評価を気にする自分と、ありのままの思いを優先させる自分がまだ混在している状態です。でも「こうするべき」「こうあるべき」という考えが湧いてきた時、今は少なくともそれに気づき軌道修正ができるようになってきました。

ニューヨークという街から学んだこと

私がありのままの自分を受け入れ、固定概念をリセットできるようになってきたきっかけはいくつかありますが、ニューヨークに来たことが一番大きいかもしれません。

自分の感覚を大切にすること

私がニューヨークを一言で表すと、「何でもありな街」です。

とにかく皆自由です。奇抜な格好をしていたり、普通では考えられないような行動を取っている人を見かけても、周りは特に驚くこともなく平然としています。

私がまず影響を受けたのは服装です。

カジュアルなファッションをする人が多く、来た当初はなぜ道行くほとんどの女性がレギンスを履いているのか不思議で仕方がありませんでした。イギリスや香港にいた時もあまり見たことのない光景です。この謎自体まだ解けていませんが、とにかく今はレギンス万歳!特に子供と過ごす日は洋服が汚れるので、日本で着ていたような小綺麗な格好はあまりしなくなりました。

日本では身だしなみにとても気を使い、大なり小なりファッションにお金をかけている人が多いと思います。小さな子供がいるママたちもみんな本当にとてもおしゃれです。

日本にいた時の私は人の目を気にしたり周りに合わせることも多かった気がします。ジャケット一枚羽織るくらいの肌寒い日でも半袖+短パン+ビーサンで出かけようとする夫に、絶対浮くし一緒にいる私が恥ずかしいから、と長袖と長ズボンに無理矢理着替えさせることもありました(夫よ、ごめん)。

ニューヨークではブラトップにレギンスで子供の学校の送り迎えをしようが(私ではありません)、街中をビキニで歩こうが(これも私ではありません)別にお構いなしです。みんながレギンスを履いているから自分も履くのではなく、私にとってこれからジムに行きます的な格好の方が実用的で楽だから。逆に周りがみんなレギンスを履いていようと、ドレスとヒールを身につけたい気分であればそうします

ニューヨークでは空気を読んだり人に合わせるという概念があまりないので、自分の中で勝手に設定していた「こうするべき」とういうハードルが自然と低くなりました。洋服に限らず大事なのは周りがどう思うかではなく、自分自身の感覚

周りと同調することが悪いのではなく、そうすることでもし違和感を感じたりモヤモヤするのなら自分の内側に耳を傾けてみるチャンスかもしれません。私にとってはレギンスがきっかけになったわけですが(笑)、対社会・人でなくとも、日常で自身になぜか課してる「こうしなきゃいけない」「こうあるべき」という考えにちょっと注目してみると、意外なところに突破口が転がってるかもしれません。

専業主婦コンプレックスだった私を変えたママ友との出会い

もう一つニューヨークに来てから私の考え方が変わったきっかけとなった出来事。

妊活に専念するため仕事を辞めて以来専業主婦の私は、長い間負のスパイラルから抜け出せずにいました。

このまま専業主婦でいいのだろうか→娘が巣立った後何も残らず空虚感を感じるのは嫌→自分の人生におけるやりがいを持ちたい→以前働いていた業界ではなく何か新しいことをしたい→でも何をやりたいのか・何ができるのか分からない→40近いこの歳でキャリアチェンジなんてできるわけがない

子育てしながら仕事も家事もこなすワーキングママたちと比べ劣等感を感じたり、稼ぎのない自分に引け目を感じることもありました。仕事何してるの?日中何して過ごしてるの?と聞かれることがストレスで、誰も聞いてないのにこんなこともあんなこともやって有意義に時間を使ってるのよアピールしてみたり(苦笑)今思えば相当拗らせてる人ですよね(笑)

また、どこかで「キャリアを失った」自分を夫と比べ「フェアじゃない」と思っていた節もあり、仕事を辞めることは家族と相談し最終的には自分で決めたことなのに、どこかで人のせいにして逃げ道を作っていました。

答えの出ない日々に悶々とするばかりで、かと言って新しいことを始める勇気もないので、自問自答を繰り返し落ち込むだけで、肝心の行動は後回しにしていました。

専業主婦 vs ワーキングマザー、子供一人 vs 複数、どちらが偉いということはありません。人それぞれ置かれている状況が違う中、どう時間を使いどう生きるかはその人の選択次第です。

そのことに気づけたのは以前の記事でも何度か登場したママ友との出会いのおかげです。


簡単に紹介すると、彼女は元検事で、第一子の娘さんの妊娠をきっかけに仕事を辞め専業主婦になりました。もうニューヨークには住んでいませんが、今でも頻繁に連絡を取り合う頼りになるママ友です。

出会った時からずっと気になっていた私は、ある時彼女に聞きました。「なぜ検事という仕事を辞めて専業主婦になったの?ロースクールに行って厳しいトレーニング積んで築いたキャリアを諦めて後悔はないの?」と。

すると彼女は、「私はただ子供と過ごす時間に専念すると決めただけ。キャリアを犠牲にして子育てをしてるわけではないから諦めたという感覚はない」と答えました。

シンプルに自分の決めた道に責任を持ちそれを全うするだけ。もちろん仕事を辞め子育てに専念できる環境が整っていることは事実です。でもだからと言って後ろめたさを感じるのではなく堂々と専業主婦をしているように見えました。娘の学校のママ友たちも、専業主婦、フリーランサー、会社員と様々ですが、職業が何であれ誰も申し訳なさそうに振る舞う人はいません。

よくよく考えてみると、私は専業主婦であることにコンプレックスを感じていたのではなく、何がしたいのか分からず、新しいことに挑戦する自信が持てない自分に嫌気がさしていたんだと気づきました。

どんな立場でも堂々と振る舞うニューヨークの女性に、あなたはまだまだ終わってないと背中を押された感じがしました。自分の人生をクリエイトできるのは自分しかいない。そして過去に囚われ先の分からない将来に意識を向けるより、今できることに集中しようと思えるようになりました。

心地良くあるために私が実践していること・心がけている3つのこと

固定概念・思考癖をリセットし自分らしく生きるためには日々の「エクササイズ」が必要だと思うのですが、そのために私が普段心がけていることが3つあります。

人と比べない – デジタルデトックス

以上。

と言いたいところですが(笑)これが一番重要で一番難しいかもしれません。

日々情報が溢れ、SNSを開けば目に飛び込んでくるキラキラしたライフスタイルを送る(ように見える)インフルエンサーたち。そういった人からインスピレーションを受け、自分のモチベーションが上がったり原動力にできるのならいいですが、自分と比較し自己嫌悪になることもあると思います。

自分軸がブレそうになるそんな時は、思い切ってデジタルデトックスをしています。

一週間山奥のリトリートに行かなくても、日常の中で携帯やSNSから距離を置くことは(難関ですが w)可能です。

私が今年読んだ本の中で一番影響を受けた本の著者が言っていたこと:

Unfollow all of the social media accounts you’ve outgrown

Lalah Delia

自身の成長に伴い必要のなくなったSNSのフォローを外そう

アンフォローやミュート機能を使い今の自分に必要だと感じる情報だけ取り入れることで、エネルギーの無駄使いが減るし、今自分がやるべきことに意識が向く、もしくはやりたいことが見えてきやすくなると思います。何より心がざわつかなくなるのでより心地よく過ごすことができます。

ちなみにこの本、日本語訳がないのが本当に残念ですが、たくさんの背中を押してくれるメッセージが詰まっているので、英語の読める方、すごくおすすめです。

行動>思考:気になったらとりあえずやってみる

例えばなんか気になるな、やってみたいなと思うことがある場合。どうしても思考が先に働いて、「でも」が出てきてしまうことありませんか。

○○したい、でも、「忙しいから今はできない」「経験がないから無理」「失敗したら恥ずかしい」。私もでもでも人間なので、とにかくありとあらゆる理由をつけて行動を後回しにしていました。そして当たり前ですが行動しないから現状は何も変わらずいつもの負のスパイラル。

性格上いつも完璧を求めてしまうこともあるので何かにチャレンジすることに余計尻込みをしてしまうんですが、最近はあえて完璧を求めず、やりたい、気になるという心の声を優先し、とりあえずやってみることにしています。

「何ができるか」ではなく「何をやりたいか」に従って行動する・チャレンジする =他人ではなく自分を満たすために動いているので、もちろん失敗もしますが意外となんとかなるし、何よりも自分の気持ちに従っているので純粋に楽しいしワクワクします。

自分にとって心地よいことをひたすらやる

そして自分が心地良くあるためには、究極、自分にとって心地いいと思えることをひたすらやればいい。

もちろん育児に家事、仕事と忙しい毎日の中、納期のある仕事や子供のお世話などもあり、自分の好きなことだけをやるのは無理です。でも、おいしいコーヒーを飲んで一息つく、お風呂に入る、子供が寝ている間の自分時間の使い方など、毎日ちょっとずつでも心地いい時間を作ることは可能です。

そしてポイントは、好きなことをやっている時、頭の片隅で私こんなことやってていいのかな、本当はやらなきゃいけないことがあるのにダメだなあと脅迫概念や後ろめたさを感じながらやるのではなく、その時間だけはとことん心地良さに浸り味わい尽くすことが大切だと思います。

同じ価値観を持つ仲間と家族の存在

自己肯定感が上がり以前より生きやすくなった今でさえ、日によってアップダウンはあるしネガティブな気持ちなる時もあります。

私が通ったプロセスから学びや気づきがあったのは、同じ価値観を持ち自分らしく生きるために行動する仲間が周りにいたからです。コロナで物理的に人と会うのが難しくなった反面、オンラインの垣根が低くなり、同じマインドセットを持った人たちとの出会いの場は今まで以上に広がっています。私自身、ロックダウン後インスタグラムやブログを通して新しい出会いがたくさんありました。

そして何があっても自分を全肯定してくれる人たちの存在。今まではあまり自分の弱いところを見せてこなかった夫にも、弱音を吐いたり迷いや葛藤について相談したりしました。そして、留学のことや過去の経験があったとはいえ、母とは仲が悪かったり確執があったことは全くありません。30半ばで日本に帰国して一緒に過ごす時間が多くなり、以来本音で色んな話をしてこれたおかげで、今回自分と向き合う過程で今感じている感情や思考の癖を整理しやすかったのかなと思います。母は今までもこれからも私にとって一番の心強い理解者です。

まとめ

いつも答えは外ではなく内にある

こんなフレーズがあります。

If it makes you happy, it doesn’t have to make sense to others.

自分にとっての幸せは他人に理解されなくていい

自分を幸せにできるのは自分だけ。それを決めるのも実行するのも自分。他人に認められる必要もないし誰かの価値観によって変わるものではない。これに尽きるのかもしれません。

今までの生き方や価値観を変えるのはそんなに簡単なことではありませんが、日常の何気ない生活の中で小さくても意識して視点を変えてみることはできると思います。そして、こんなご時世だからこそ、とことん自分と向き合い、自分はどうしたいのか、自分にとっての幸せとは何か、内側の自分の声に耳を傾けてみるのもいいかもしれませんね。

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この記事を書いた人

イギリス人の夫、イヤイヤ期の娘、ワンコの4人家族。2019年秋からアメリカ、ニューヨク在住。
過去の長期留学や現地就職・転職の経験含め、海外生活18年目に突入。海外での暮らしや子育て情報、日々の気づきを発信しています。

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