暑くなってきましたね。NYでも毎日30度前後の日々が続いています。この記事では、そんな暑い日におすすめの朝食を紹介します!
オーバーナイトオーツ (Overnight Oats) って知ってますか?イギリスではBircher Muesliとも呼ばれますが、とても簡単に作れてしかもすごく美味しくヘルシーで、欧米では朝食の定番としてよく登場します。
オートミールって何?
イギリスに留学していた頃から馴染みのあるオートミール。日本でもスーパーでよく見かけるようになりました。
オートミールとは燕麦を調理しやすく加工したもので、とても栄養価が高く、朝食の他、お菓子やパン作りにもよく登場します。
植物性たんぱく質は精米の約2倍で、日本人に不足しがちなカルシウムや鉄分といったミネラルも多く含まれています。
また、ビタミンB1や、抗酸化作用のあるビタミンEなどのビタミンも豊富です。
なかでも注目したいのが、食物繊維量の多さ。精白米の約20倍、玄米の約3.5倍もの量なのです。
オートミールの食物繊維の特徴は、水溶性と不溶性の両方の食物繊維を含み、より効果的に体に作用することです。水溶性食物繊維は血液中のコレステロールを排出させる働きなどがあり、不溶性食物繊維は整腸作用にすぐれています。
All About Oatmeal | オートミールとは?
鉄分も豊富なため、アメリカでは離乳食開始時に、粉状になったライスシリアルやオートミールシリアルから始めるよう指示されることが多いようです。
オートミールの一般的によく知られている食べ方は、牛乳や水と一緒に煮込んで食べる温かいPorridge (オートミール粥)。西洋風お粥のようなイメージで、見た目やテクスチャーも日本のお粥と似ていますが、このまま食べると味気はありません。イギリスではお塩を軽く降って食べる人をたまに見かけたことがありますが、蜂蜜をかけたりベリーやバナナなどのフルーツをトッピングして食べるのが王道です。
娘もオートミールが大好きで、寒い冬の我が家の朝食にはトーストと日替わりでオートミール粥が登場します。糖質の吸収が緩やかで腹持ちもいいので、オートミールは朝食にとてもおすすめの食材です。ただ、この季節はオートミール粥を作るのも食べるのにも暑過ぎます。そこでおすすめなのがオーバーナイトオーツです。
我が家のレシピ
オーバーナイトオーツのいいところは何よりも作るのが簡単なところ。材料を混ぜて一晩冷蔵庫で寝かす。以上!子供の相手や仕事が忙しくてなかなかキッチンに立つ時間がなくても、あっという間にできてしまうのでとても助かります。
そしてもう一つのいいところは、アレンジが自由自在なところ。そのまま食べてもフルーツやナッツをトッピングしてもいいし、シナモンやピーナッツバターを加えたり、きな粉やココアを振りかけたり、味のバリエーションも様々で飽きずに楽しめます。
ここでは我が家の定番レシピを紹介します。
分量:1人分
ロールド・オーツ(オートミール) | 1/2カップ |
牛乳(豆乳やアーモンドミルクなどに変更も○) | 1/2カップ (チアシードを足す場合これよりも気持ち多め) |
ギリシャヨーグルト | 大さじ2〜3 |
チアシード | 大さじ1 |
メイプルシロップ(蜂蜜でも○) | 大さじ1弱(甘さはお好みで調整) |
バニラエクストラクト(またはバニラエッセンス) | 1〜2滴 |
メイソンジャーなどの容器に材料全てを入れてよく混ぜる。冷蔵庫で一晩寝かせたら出来上がり!朝食べる前にお好みのトッピングを加えます。夏の暑い日におすすめなのは冷凍のベリー系フルーツ(ブルーベリーやラズベリーなど)を入れること。程よい酸味とシャキシャキと氷のような食感も加わりとても食べやすいです。
栄養満点でアレンジ自由自在のオーバーナイトオーツ、ぜひこの夏試してみてください!
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